神谷家 第02話 01ページ目。前話の続き。海美、トゲトゲヘアーの男、入れ墨の男。海美の前には巨大なロザリオが現れている。トゲトゲヘアーの男は、栞を地面に寝かせている。第2話サブタイトル「母の形見」。神谷家 第02話 02ページ目。海美は、眼前にあるロザリオの盾を見つつ、事態を飲み込めない様子を見せる。入れ墨の男は、無敵の盾という海美のカムイ能力があまりに無法であると内心驚きつつ、ポケットの中で何かの機器を操作している。トゲトゲヘアーの男は、海美にカムイ能力が発現したことにやはり驚きつつ、ひとまず先に入れ墨の男を無力化させようと考える。
神谷家 第02話 03ページ目。トゲトゲヘアーの男は、入れ墨の男の背後へ一瞬で接近し、電撃付きの蹴りを放つ。入れ墨の男が悲鳴を上げ、後に気絶する。神谷家 第02話 04ページ目。トゲトゲヘアーの男は、気を失った入れ墨男のポケット内部を改める。入れ墨の男がポケットの中で操作していたのはガラケーであり、その画面を見てトゲトゲヘアーの男は「マジかよ」と驚く。いつの間にかトゲトゲヘアーのすぐ後ろに、海美が近づいて来て居た。
神谷家 第02話 05ページ目。海美は先ほど助けてもらった礼を伝える。一方トゲトゲヘアーの男は、入れ墨男にトドメをさせていなかったため彼女を危険な目に遭わせたと謝った。また、男は、彼女が栞から「ウミ」と呼ばれていたことを覚えていた。神谷家 第02話 06ページ目。海美はむしろ、入れ墨男に蹴られていた栞の方を心配していたが、トゲトゲヘアーの男が栞は重傷ではなく傷も残らないと説明すると、海美は安堵する。トゲトゲヘアーの男は、自分が襲われた直後にも関わらず友人の方を心配する海美に心の中で感心する。
神谷家 第02話 07ページ目。トゲトゲヘアーの男は、神谷探偵事務所の見習い探偵、我修院光(がしゅういん ひかる)と名乗る。海美は、探偵職の人間に初めて会ったこと、しかもそれが超能力者であることに興奮を示す。神谷家 第02話 08ページ目。我修院は、海美と相談したいことがひとつ、その前に説明せねばならないことがいくつかあると語り、まず彼女が興味を示した超能力について説明すると伝える。物体や現象にはカムイすなわち八百万の神が宿り、波長の合った人間はカムイの持つ特殊能力を借りて使える。これを「カムイ能力」と呼ぶ。また、我修院は自身が電気のカムイ使いであることを海美に語る。
神谷家 第02話 09ページ目。我修院は海美が今ロザリオのカムイ使いになったことを彼女に告げる。海美は自身の能力が大きなロザリオを出すことだと思い、内心で「要らねー」とボヤく。我修院は海美に、何か特別なネックレスなのか問う。神谷家 第02話 10ページ目。海美はロザリオが母親の形見だと明かす。我修院は、カムイ能力は思い入れのあるモノだと強力になりやすいと彼女に話し、海美の能力の強力さも腑に落ちると語った。海美は、自身の能力が強力だとされている点に疑問を呈した。
神谷家 第02話 11ページ目。我修院は、入れ墨の男がポケットの中からメールを送っていたと海美に話す。その文面を読んでみるよう海美に伝え、我修院は彼女に携帯電話を渡す。神谷家 第02話 12ページ目。メールには、カムイ攻撃を無効化する盾の能力を発見したと書かれ、鈴宮という人物へ送信されていた。我修院は海美の能力を試すため、再びカムイ能力を発動し、電気をまとった拳をロザリオの盾に放った。
神谷家 第02話 13ページ目。我修院の拳がロザリオに当たると、拳にまとっていた電気は消えた。我修院は自身の能力が本当に強制解除されたと実感し驚く。神谷家 第02話 14ページ目。我修院は海美のカムイ能力を無敵の盾の能力だと結論付ける。そして、先の入れ墨男の攻撃を防いだのは、まるで母親が形見のロザリオを通じて海美を守ってくれたようだと話す。
神谷家 第02話 15ページ目。我修院光の言葉を聞き、海美は母親のロザリオをもらった日のことを思い出していた。ロザリオを身に着けた自分を鏡で見る、まだ幼かったころの海美。「大事にするんだよ」という父の言葉を回想し、ロザリオを思わず握った。神谷家 第02話 16ページ目。我修院は、海美を突然抱き寄せる。すると海美のそばの地面から、カッターの刃の形をした、巨大なエネルギーが生えてきた。カッターのカムイ使いが強襲しており、我修院は海美をその攻撃から守るために抱き寄せたのである。
神谷家 第02話 17ページ目。カッターのカムイ使いは、動けば栞を自身の能力で切ると語る。我修院は口をもごもごと動かしている。カッターのカムイ使いは、電話の相手に、「無効化」らしき女を見つけた・我修院光が一緒である、の二点を伝える。神谷家 第02話 18ページ目。我修院は、入れ墨男のメールの送信先である鈴宮耕平(すずみや こうへい)について、海美へ説明する。鈴宮はカムイ使いのテロリストであり、入れ墨男もカッターのカムイ使いも鈴宮の仲間なのだろうと語る。カッターのカムイ使いは、「鈴宮さんは我が国の未来を憂いて国を立て直そうとしているだけで、テロリストではない」と激昂する。我修院の口内から何かが剥がれるような音がし、彼は何かを吐き出した。
神谷家 第02話 19ページ目。我修院は自身の銀歯を剥がしていた。両手の人差し指をカッターのカムイ使いへ向け、つぶやく。「即席のレールガンだぜ」神谷家 第02話 20ページ目。我修院の銀歯は、カッターのカムイ使いへ向かって射出された。敵がそれを手で受け止め苦悶の表情を浮かべる隙に、我修院は電気を使った高速移動を用いて、カッターのカムイ使いに接近する。
神谷家 第02話 21ページ目。我修院は、カッターのカムイ使いの顔面を蹴り上げようとするが、躱される。神谷家 第02話 22ページ目。我修院はカッターのカムイ能力の詳細を予測する。彼は、カッターによる斬撃を地面経由で遠隔地へ伝えるものだと推測していた。そのため、敵が地面へカッターを突き立てられないように、上体を起こさせ続ける狙いであった。しかし、敵は自身の脚にカッターを刺した。
神谷家 第02話 23ページ目。カッターのカムイ能力の攻撃により、我修院は脚部に切り傷を負う。海美はそれを見て息をのむ。しかし、即座に我修院は敵の脳天にかかと落としを入れる。神谷家 第02話 24ページ目。反省を活かし、敵にトドメの電撃を流す我修院。我修院は、カッターのカムイ使いのスマホを電気で破壊しつつ、他にテロ組織の仲間は来ていないため海美と話をする時間が少しあることを確認する。
神谷家 第02話 25ページ目。前蹴りを受けた栞。そして脚に切り傷を負った我修院。海美は、カッターのカムイ使いが自身の能力を狙ってやってきたということは、今後もテロ組織のカムイ使いたちが自分を襲い、身の回りの人たちが傷つき続けることになるのでは、と考え恐怖する。神谷家 第02話 26ページ目。海美は、カムイ能力を捨てるあるいは我修院に譲渡することはできないのかと彼に問う。我修院は、それこそが海美と相談したかったことであると告げる。彼は、カムイ能力を誰かに渡すことは不可能である・海美の能力は他のロザリオでは恐らく使えないタイプである、の二点を彼女に伝えた。
神谷家 第02話 27ページ目。我修院は海美に、ロザリオを破壊すれば盾の能力は二度と使えなくなり、テロ組織から狙われずに済むと話す。つまり、母の形見を優先して友人を危険に晒し続けるか、平和な日常のために形見を破壊するか、という二択を迫られる。神谷家 第02話 28ページ目。海美は一瞬悩んだ様子を見せるが、キッパリとロザリオの破壊を我修院に依頼する。我修院は、母の形見なのにいいのかと問いただす。「いいです、壊してくださいっ……!」と力強く返す彼女の口元は震えていた。
神谷家 第02話 29ページ目。我修院は、躊躇しつつも、彼女からロザリオを受け取る。ロザリオが海美の手から離れ、彼女の能力が解除されて巨大な盾が消えた。数分後、我修院は榊に電話をかけていた。神谷家 第02話 30ページ目。我修院は榊へ事の顛末を説明した。続けて、原因は自分のミスなので海美の安全を確保したい・最も合理的な方法は彼女のロザリオを破壊することだと語る。
神谷家 第02話 31ページ目。我修院は榊へ、海美のロザリオを破壊するという手段は取りたくないと語る。先ほど我修院は、一度は海美からロザリオを受け取ったが、すぐに彼女に返していたのだった。神谷家 第02話 32ページ目。なぜ破壊したくないのか、と理由を聞く榊に、我修院は、海美のロザリオは彼女のお母さんの形見である・海美は何も悪いことをしていないのに彼女が母の形見を失うのはおかしい・なのに彼女は友人や我修院のために自己犠牲で破壊を申し出た、と榊に伝える。榊は我修院に、「それっぽい言葉」を使うな・我修院の言葉が聞きたい、と語る。
神谷家 第02話 33ページ目。我修院は榊に、海美のロザリオを破壊するという、海美が幸せにならない解決の仕方はダサいからイヤだと話す。神谷家 第02話 34ページ目。榊は我修院に、いい判断だと伝える。続けて、我修院の「今の事態は自分のミスが原因」という認識に対する異論を語った。連続傷害事件に関して、我修院が動き出してからの被害者は前蹴りを受けた栞だけであり、犯人も無力化済みであるため、君は有言実行でバッチリ解決している、と。
神谷家 第02話 35ページ目。榊たち我修院の上司は、I知(アイち)県からT都へ帰ってきている途中であり、到着まではあと2時間以上かかる。それが海美を狙うカムイテロ組織に知られた場合、テロ組織の総力を出されて瞬殺される、と語る榊。そこで、公安マイナス一課に協力を要請することとなる。神谷家 第02話 36ページ目。都内某所。カッターのカムイ使いの電話相手は、彼からの電話が途切れた後、別の相手へ電話をかけていた。
神谷家 第02話 37ページ目。男は、無効化能力の確保に自ら出向く意向を示した。その人物は、カムイテロ組織「毒慄(どくりつ)」のボス、鈴宮耕平(すずみや こうへい)だった。神谷家 第02話 38ページ目。おまけ。歯医者に来たある日の我修院。「銀歯の接着、ちょっとユルめにとかできますか?いざってとき飛び道具にしたいんで!」それに対して歯医者はこう返す。「できるわけないだろ。」しかしやってくれたようである。やさしい。