自立メシ 第04話 03ページ目。公園のブランコに並んで座る理瑚と豪。第4-1話「理瑚と母」。理瑚は、なぜ料理を始めたのか豪に尋ねる。
自立メシ 第04話 04ページ目。豪は、料理を教えてくれたのは理瑚の母親、つまり亡き妻の千恵だと明かす。会社の同期として出会い、交際してプロポーズしたところ、一度断られたと話す。思わず声を出して驚く理瑚。自立メシ 第04話 05ページ目。千恵は、料理のできない人とは暮らせない、自分が合格と言ったら結婚すると豪に告げたという。理瑚に独身時代の食事を聞かれた豪は、「カップ麺っておいしいよね」とほほえむ。
自立メシ 第04話 06ページ目。豪は千恵に、まずは豪の好きな料理を自分で作れるようになろうと教わったと言う。好物は特に無いと返すと、千恵にドン引きされた豪。そこで千恵は、それなら最初はオムライスの作り方を覚えようと言った。なぜなら自分の大好物だから、と。自立メシ 第04話 07ページ目。千恵に献立を委ねると、ほぼ必ずオムライスになったと、豪は理瑚に語る。美味しいけどさすがに飽きた・一時期見るのも嫌になったという話を聞き、理瑚は豪がオムライスを嫌っている理由に気付く。
自立メシ 第04話 08ページ目。豪は、オムライスも弁当のおかずも餃子も、自分がこの一か月に教えた料理は全て、理瑚もよく知る「お袋の味」だと告げる。自立メシ 第04話 09ページ目。母が亡くなる前、つまり理瑚がまだ幼かったころ、母の作ったオムライスを食べていた。数ヶ月前、父と一緒に作ったオムライスを食べていた。かつてと同じ食卓で。
自立メシ 第04話 10ページ目。理瑚は涙を流しながら微笑む。豪はブランコから立ち上がる。自立メシ 第04話 11ページ目。豪は語る。「食って寝て恋をして、時々恋が愛になる。人生なんて、きっとそれだけで最上なんだ。例えその相手とどうなろうと。」理瑚は涙を拭った。
自立メシ 第04話 12ページ目。豪は、寒い・帰って自分の夕飯を作ってくれと、理瑚に笑って頼む。理瑚は微笑んで承諾し、自分も少し食べようかなと返した。「腹の肉揉むぞ」と脅す豪。
自立メシ 第04話 15ページ目。理瑚の卒業証書。第4-2話「理瑚と雷斗と麗羅」。
自立メシ 第04話 16ページ目。卒業式の日。雷斗は、友達に頼まれて卒業アルバムの寄せ書きページに何か書き込もうとしていた。雷斗に後ろから近付く理瑚。自立メシ 第04話 17ページ目。理瑚や麗羅たち三年A組の女子生徒は、記念に女子だけで一枚集合写真を撮ろうと話していた。撮り終わり、麗羅に後ろから近付く理瑚。
自立メシ 第04話 18ページ目。雷斗と麗羅の背中を、思いっきりぶっ叩く理瑚。自立メシ 第04話 19ページ目。理瑚は、雷斗・麗羅それぞれに笑顔で別れを告げる。二人を叩いて赤くヒリついている手を、じっと見つめながら、その場を立ち去る。
自立メシ 第04話 20ページ目。理瑚は家路に着こうと、校舎の外に出た。校門近くに頼が立っているのを見つける。自立メシ 第04話 21ページ目。終わった?と訊く頼に、スッキリした顔で答える理瑚。理瑚は、頼が自分と同じく、親に「友達と話でもしながらのんびり帰って来い」と言われ先に帰られた仲間だと知り、一緒に帰ろうと持ち掛ける。
自立メシ 第04話 22ページ目。帰り道。理瑚は、高校で一番仲の良かった男女を失ったわけなので、やっぱり寂しいと語る。頼は理瑚の精神的な強さをリスペクトする旨の発言をする。「あの二人と共犯の僕がこんなこと言うのも変だけど」と語る頼に、そんな言い方して自分を卑下しなくていいと返す理瑚。自立メシ 第04話 23ページ目。理瑚は、「よくわかんなくなっちゃってるだけ」と返す。また、うつ病経験者の父がサポートしてくれたお陰もあると語る。理瑚は胸に付けていた「卒業おめでとう」の造花を外した。
自立メシ 第04話 24ページ目。理瑚は語る。「私が雷斗にいつから嘘つかせてたのかわかんないし。頼くんは共犯って言葉使ってくれるけど、人間関係なんだからさ、誰が悪いとかって多分一概に言えないんだよね。強いて言えば、私を含めて全員がちょっとずつ悪かったのかも。」自立メシ 第04話 25ページ目。引き続き理瑚は語る。「あの日は、もう小さくなって消えちゃいたかったけど、何か間違えちゃったり辛いことがあったり後悔したりで死にたくなっても、大抵はそこまで思い悩まなくていいんだよ。いつだって空はきれいだし、お風呂は気持ちいいし、お布団はふかふかだし、あとはまぁ……」
自立メシ 第04話 26ページ目。「ご飯もおいしいしさ。」やっぱり強いな、と頼は思ったが、口には出さなかった。理瑚は、そんなことよりと言わんばかりに、頼に料理の試験の結果を聞いてくれと言うのであった。